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第2節 保育の方針 私たちのゆくえ1.生きとし生けるもののひとりとして生きる ―ともに生きる―日本の伝統的な生活規範としての神道に学び、生きとし生けるものの生命を尊重し、人もその中のひとりとしてこの地球環境に存在することを、私たちの在りようとします。このように人の存在を位置づけることによって、人と人のみならず、あらゆる生命との多様な関係性を前提とする保育が求められることになります。人の在りようを生きとし生けるものの中の一人として位置づけることで、子どもの育ちは、能力発達を含む多様な関係性における自己性の変容として捉えられるでしょうし、環境教育や食育は、人間中心主義を脱した生きとし生けるものとの共生を前提として実践されることでしょう。 |