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第1節 期ごとの保育第2期 健康な心身を培う (7月第2週から10月第1週まで)3.基本的な生活習慣の習得学校などの公的教育機関ではしばしば、しつけ(基本的な生活習慣)は家庭が担うのか、学校で教えるべきなのかが議論になりますが、保育の場が、生活の場であり、交わりの場であり、学びの場であるとするなら、しつけは家庭だけでもなく、もちろんこども園だけでもありません。両方に生活の場を持つ子どもたちですから、両方で取り組むことが当然ですが、それだけに家庭との連携が求められます。また、しつけは何をどの時期にどこまで求めるかが人によって異なるでしょうから、そのあたりの調整も必要になります。こども園では年長の子どもたちのために用意された生活習慣のチェックリストの項目が参考になりますが、それをそのまま保護者に求めるのではなく、食い違いに気づいたとき、どこまで保護者に要求するか、あるいは保護者の要求をどの程度受け入れるのか、個別の対応が必要です。 |