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第1節 期ごとの保育第3期 私を表現する (10月第2週から12月第1週まで)2.造形活動にみる表現子どもを見ていると、人は描くことや工作することで考え工夫する楽しさや、できあがるよろこびを得ているのではないかと思うときがあります。保育室に用意された製作コーナーは、いつも子どもたちであふれています。1年を通してみると、そこが子どもにとって不可欠な場所であることが分かります。こんなにも子どもたちは描いたり作ったりすることがすきで、その製作の過程に自分を打ち込む姿にやはり、ヴァイタリティアフェクトが横溢しています。自分の作業が色彩や形になって姿を現し、その色彩や形に触発されて次の作業が生み出される。その作業の工程に言葉が添えられ、意味が与えられていきます。子どもの表現意図は、色彩や色、言葉、作業の複合的な要素によって展開していきます。詳しくは別掲「造形カリキュラム作成の基本的な考え方」を参照してください。 |