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第1節 期ごとの保育第4期 私たちを表現する(12月第2週から3月第2週まで)1.群れて遊ぶ園庭で電車ごっこが始まりました。保育者が地面に駅をふたつ書き、ロープでつながった子どもたちが、駅を行ったりきたりしていたのですが、その中のひとりが冒険に行こうと言い出して、電車は脱線し、園庭を自由に巡り始めました。いつのまにか保育者は電車から降りてしまっています。しばらくすると運転手に小石を渡した子がいました。その子は「恐竜のたまご」とそっとつぶやきます。それをきっかけに電車の行き先は恐竜島になり、ふたたび電車は園庭じゅうを駆け巡りました。ほんの短い時間だったのですが、保育者が仕掛けた電車ごっこが恐竜島への冒険に展開する様子は途切れることなく続き、見事でした。 |