|
第3節 環境ごとの保育【1】戸外の環境4.岩屋の森岩屋神社の境内から神社発祥の地である奥の院までを含む山林一体を、岩屋の森と呼びます。岩屋川が流れ、四季折々の自然に出あうこの場所は、神棲む森です。都市化により住宅がすぐそばまで迫ってきましたが、小川にはサワガニが生息し、カブトムシやクワガタ、カナブンなどの昆虫とも出遭えますし、マツタケこそ取れなくなりましたが、鳥の囀りを楽しむことのできるすばらしい場所であることに変わりはありません。このような名もない自然を守ることも、子どもに関わる仕事に従事する私たち保育者の使命であると思っています。近年、不審者が山に出入するため、日常的に散歩に出かけることが少なくなってしまいましたが、子どもと保育者の心のよりどころとして、岩屋の森は大切な場所です。 |