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第3節 環境ごとの保育【2】室内環境3.けやきの家に特徴的な環境平成21年4月に民家を買収して改装されたけやきの家は、くすのきの家と同様に、「おうちのようなところ」が基本コンセプトですが、くすのきの家に比べて園庭部分が広く、それは幅30メートルにわたって東西に開けているため、南に面した素敵な空間となっています。小学校の校庭のような平面的なものではなく、起伏に富み、草花が生い茂り、高木は欅を中心とした落葉樹ですから、夏は木陰が多く、冬にはあたたかい陽射しが充分に差し込む場所になっています。ここもまたくすのきの家のように縁側があり、濡れ縁から園庭に出かけてゆくことができます。外なる自然の経験が豊かなインプレッションとなり、それをわが身に取り込んだ子どもたちが、やがては文化としてゆたかに表現してくれることでしょう。 |