第3章 保育の内容


  • 発表会前のホールの舞台です。
    発表会前のホールの舞台です。
  • ここでコンサートで歌う曲などが作られています。
    ここでコンサートで歌う曲などが作られています。

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第3節 環境ごとの保育 

【2】室内環境

4.本館に特徴的な環境
 昭和54年に宗教法人岩屋神社から社会福祉法人岩屋福祉会に経営が移管されたときに建てられた本館は、すでに30年を経過して古くはなりましたが、改良に改良を重ねて使い勝手のよい保育空間となっています。200名を収容するホールや、ホールに付設した舞台と舞台裏、舞台裏へ直接つながる廊下などは、音楽制作スタジオとともに音楽や演劇などの活動の拠点となっています。保育室は、3歳以上の子どもたちが過ごす保育室が3室、2歳児用の保育室が2室あり、自主学童の保育室や二間続きの和室もあります。その他にも、厨房、事務室など、こども園としての基本的な機能を満たす設備が用意されています。
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 建設当時は、年齢別の指導性のつよい保育を反映して黒板やロッカー、机、椅子が並ぶ小学校のような保育室でしたが、現在では「食う・寝る・遊ぶ」空間が分離され、ゆるやかなデイリープログラムに添いながらも、一人ひとりの子どもの生活に重点を置く保育環境に作り変えられています。先に紹介した小さな遊び場などはその典型といえるでしょう。
 岩屋こども園アカンパニは、本館にくすのきの家とけやきの家が寄り添うようにあり、それぞれにふさわしい園庭と三つの広場に、風の音や小鳥のさえずりとともに子どもたちの歓声が聞こえます。

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